【前編】あじさいを撮る(宿河原駅〜妙楽寺)
あじさいの定番スポット、
神奈川県川崎市にある
妙楽寺へふらり旅に出かけました。
6月22日、日曜日。
あじさいもそろそろ暑さで
くたくたになってきた頃。
予想していたより人が少なく快適で、
予想していたよりも多くのあじさいが
まだ咲いていました。
徒歩での最寄駅、
JR南武線 宿河原(しゅくがわら)駅で下車。

夏〜!
駅前のコンビニで水を買って、
長い散歩がスタート。
宿河原駅から妙楽寺まで、
徒歩20分(私はのんびり歩くので30分)程度。
初夏の日差しがじりじりと焼いてきますが、
初めての土地を歩く楽しさが勝りました。



「あじさい寺入り口」。
いい響き。


ここからは、右手の坂道を
ぐんぐんと登ります。

人とすれ違う度に、
「登る人は大変だね〜」
「登ってくる人もいるんだね〜」
と話す声が聞こえる。
大変じゃないですよ〜、
登山に比べたら、ぜんぜん。
坂を登り始めたあたりから、
あじさいが増えてくる。
このあたりの町全体が、
あじさいが多いよう。




丘から知らない町を見下ろす。
カネコアヤノの新譜を聴く。
夏休みが待ち遠しくなる。
坂を登る。




いろんな人の家に植っているあじさいを
フライイングで楽しみながら、
妙楽寺に到着。


到着から、かなりあじさいでした。
期待値が上がったのと
息を飲んだのはほぼ同じタイミングでした。




もう1週間早かったら
人が多かったのかな?
家族連れや、
カメラ片手に一人で撮影しているおじさんが
ちょこちょこいるくらいで、
静かで快適な場所でした。




これだ。
一番有名な角度。
私が撮りにきたもの。
私が驚いたのは、
有名なこの構図以外の場所も
一面、あじさいやお寺の敷地内が
美しかったこと。
この構図の写真がよく出回っているのは、
他の見どころがないからではなく、
見た人を惹きつけるからというだけだったようです。




階段の上は、お墓があるだけでした。
こんな素敵な場所で
終わった後の人生を過ごせたら気分がいいなあ。





初夏の暑い木漏れ日と
日陰の風がよく似合う、
素敵なお寺でした。
寄り道しまくりの長い帰り道、
後編へ続きます。
ゆずゆ